横28.2cm×縦19.3cm 高2.4cm
多くの場面に活躍するかたちからあつらえた八角長皿に、九谷五彩のひとつである紫釉を彩りました。
紫釉から透けて見えるのは全面に描き込んだ唐草模様です。
下地に唐草模様を絵付けすることにより紫の釉薬を厚く留める役割を担います。
そして紫釉を透かして見える、全面に描いた唐草模様が器の迫力を増しています。
手塗りによろ紫釉の濃淡が見てとれます。 濃く、迫力のある紫釉の中になかよく並ぶ祥雲の白が際立ちます。 |
端正で、しっかりとした質感の八角長皿です。 |
唐草地紫釉は裏面、高台にまで続きます。 実際に筆で描くことを考えると、やはり大変な仕事です。 |
谷敷正人 陶歴
昭和30年 石川県小松市に生れる。
昭和50年 文化勲章受章者浅蔵五十吉先生に師事
昭和55年 日展入選以後連続入選
平成14年 石川新県庁議会庁舎
エントランスホール陶板作成
平成16年 現代美術展佳作賞受賞「椿の器」
平成18年 現代美術展北国新聞賞受賞「漂う」
東京、大阪、金沢などで個展多数